テレビで臓器移植を行った時の特集をしていた。
ある女性の患者の方は生前に身内の方に臓器移植の許可を行っていた。
重い病気によりその方の脳死の選択を行わなければいけない状況にあった。
身内の方が臓器移植の提供を承諾し脳死を選択していた。
もちろん苦渋の決断で。
臓器移植はスピードが重要なので、そこからはとても早かった。
ライフラインを絶ち、手術を行い、臓器提供を待っている人へ無事に運ばれて行った。
その後、患者の方は化粧を施され綺麗な姿で送られて行った。
その場面で身内の人が悲しむのは勿論なのだが、
印象的だったのは、施術を施した医者の先生がとても複雑な思いで泣いていた事だ。
脳死の決断からの一連の流れは、常人には理解できない事だろう。
その先生に対して身内の方は皆「ありがとう」や先のある人への希望に対して感謝の気持ちを告げて励ましていた。
1つの死からの命のリレー
悲しみから希望が生まれた瞬間がみれた。
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